過去にAmazon出版によって得られる印税について解説しました。
今回はその中でも、Kindle Unlimitedによって著者が得られる印税のみについて深掘りしていきます。
読まれたページ数×約0.5円もらえると考えよう
著者がKindle Unlimitedによって得られる印税は、読まれたページ数×約0.5円と考えてください。順に説明していきます。
Kindleダイレクト・パブリッシングの管理画面の販売データ一覧は2つの棒グラフの推移でできています。
上が注文数、下がKU および KOL を通じて読まれた KENP (Kindle Edition Normalized Pages)です。
読まれたページ数×0.5円が分かる方は、下のKU および KOL を通じて読まれた KENP (Kindle Edition Normalized Pages)になります。(画像はグラフの棒がないものを表示しています。)

Kindle Unlimited開始前からこの棒グラフは存在していたのですが、Unlimited開始以降、多くの著者がこちらからも印税を手に入れられるようになり、一般化していきました。
出版している電子書籍が、Kindle Unlimitedを通して読まれると、読まれたページ数分だけオレンジの棒が伸びていきます。
この棒グラフを確認していると、だいたいの月の売上が分かるようになります。
そこでの注意点が1ページ=1円ではなく、だいたい平均して約0.5円ということです。
その1ページあたりの金額については、KDP セレクト グローバル基金などによって月ごとに変動していくので、以下の記事で確認してみてください。
ここ最近だと2019年1月と2月はどちらとも約0.53円で読まれたページ数が計算されています。一時期は0.6円を超えていたこともあるので、やや下がり気味の印象を受けますね。
ページ数が多ければ多いほど、0.5円より大きい数字になれば売上の大きさも変わるので、1ページあたりの金額は毎月チェックしていきたいところです。
Kindle Unlimited加入者でも対象本を購入できる
脱線しますが、Kindle Unlimited対象本でも、もちろん購入されることは多々あります。その際の注文による売上も著者は受け取ることができます。
また、読者側がKindle Unlimitedに加入しており、Kindle Unlimited対象本を読み放題で読むのではなく、購入することも実は可能です。
購入画面で、購入オプションを表示をクリックすることで、購入画面が表示されます。
↓↓↓
そのため、著者は読者側がKindle Unlimitedに加入していても、していなくても、購入による印税は受け取る可能性は十分にあります。
とはいえ、読み放題に加入している方が、通常購入することは極めて稀なことだとは思いますけどね。
今回は以上となりますが、覚えておいて欲しいことはKindle Unlimitedで得られる印税の核は読まれたページ数×約0.5円ということになります。
・関連記事
>> Kindle Unlimited対象本として出版する方法
>> Kindle Unlimited開始による個人著者の出版メリット・デメリット
>> KDPセレクトとは?KDPセレクトのメリットとデメリット