Kindle出版では、原稿内容の重要度が上がりつつありますが、毎日大量のKindle本が出版される中で、まず気にかけてもらうには、「タイトル」と「表紙」はとても重要なのです。
紙の書籍と同様のクオリティが必要なわけではありません。
むしろ、Kindle本ならではの表紙デザインが必要になっています。
出版後でも、表紙やタイトルをがらりと変えただけで、購入数が大きく変わることがあります。
ありがたいことに、電子書籍では「タイトル」も「表紙」も、何度でも、いつでも、変更できるのです。紙の書籍ではなかなか難しい話です。
今回は、電子書籍の表紙デザインをより良くするコツを3つ紹介します。
新刊はもちろん、売上や伸び悩んでいるときにも、著書の表紙デザインを練ってみてください。
デザイン作業に入る前に
売れている表紙デザインを研究する
ファッションや雑誌の特集などはもちろん、本の表紙にも「トレンド」があります。
自分の書籍ですから、自分の好みにしたくなりますが、、、「今」売れている書籍の表紙デザインを参考に、表紙デザインをイメージしましょう。
- 出版しようとしているカテゴリで「今」売れている本
- Kindleで売れている本
両方を確認するのがオススメです。そして、売れている本の表紙の共通項や、目に留まるポイント、トレンドなどを、自分なりに捉える必要があります。
デザインはあくまで参考に。丸パクリは厳禁です。あきらかに似ているのもアウトです。
◉ Kindle本の売れ筋ランキング ← 売れ筋本をカテゴリごとに確認できます
Kindle本表紙の基準を確認する
Kindle本には、表紙画像の「形式」と「品質」で守らなければならない仕様があります。この仕様を満たしていないと、そもそもで出版できないこともありますので、作業に入る前に確認しておく必要があります。
形式、寸法、画像の縦横比、ファイルのサイズ、、、などがあります。
寸法
電子書籍の表紙画像が満たす必要がある条件は何ですか?
表紙画像の推奨寸法は 高さ 2,560 ピクセル、幅 1,600 ピクセル。特に高解像度の端末で画像の品質を最高にするには、画像の高さを 2,500 ピクセル以上にすること。
最小寸法は 高さ 1,000 ピクセル、幅 625 ピクセル。表紙画像の高さと幅が 10,000 ピクセルを超えないこと。
1.わかりやすいタイトルをつける
これも表紙デザインなのか、と思われるかもしれませんが、なによりも大切なのは「タイトル」です。
表紙には、必ず「タイトル」が入るのです。
人は、本を探すとき、ほぼ確実に「タイトル」を確認するのです。
まったく心惹かれないタイトルは、もはや「タイトル」ではなくただの「文字列」に過ぎません。
書籍の内容から、熟考し、何パターンも考えて、とびっきりのタイトルをつけましょう。
- わかりやすい、言いやすいタイトルにする
→ ジャンルによりますが、声に出して読みづらいのは、厳しいです - どんなメリットがあるのか、どんな知識を得られるのか、何が解決できるのか、、イメージしやすいタイトルをつける
- 検索キーワードも考慮に入れる
- 多少盛っても、誤解されないタイトルにする
SEO対策なのかサブタイトルがやたら長いKindle本も増えてきました。商品ページを開けばタイト・サブタイトルの全文字が表示されますが、検索でリスト表示されている画面では、タイトル関係の全文字表示されるわけではありません。むしろ、文字数多すぎてウザい感じもしますので、よくご検討ください。
2. 文字を工夫すると全く違う印象になる
出版する電子書籍のテーマに合ったフォントを選ぶ
書籍の表紙を眺めていると、さまざまなフォントが使われていることに気付きます。
フォントを選ぶときには、商用利用可能のフリーフォントを使うことが大前提ですが、その中から電子書籍に合ったフォントを選ぶことが大切です。
もちろん、オーソドックスに明朝体やゴシック体でも魅力的な表紙はたくさんあります。
Canva や Fotor などの、デザインツールを使う場合には、そのツールの中で使えるフォントから選ぶ必要があります。
小さな画面でもわかりやすい文字のサイズや色を選ぶ
まず以下の2つの電子書籍を見てください。

どちらも売れていて、紙でも出版されている電子書籍です。
この2冊だと電子書籍の表紙として理想的なのはどちらだと思いますか?
・・・
これは間違いなく右側の「統計思考入門」のほうになります。
電子書籍を購入するAmazon Kindleの画面は、書店に並んでいる本よりもずっと小さいのです。PCで見ても小さいのに、タブレットやスマホで検索すると更に小さくなります。
タイトルは横や下に表示されますが、パッと見た時の視認性の高さに気を配る必要があります。

たとえば、上記だと「ハーバードメディカルスクール式 人生を変える集中力」は表紙になにが書いてあるかパッと見た時にほとんどわかりません(読めません)。
最初に比較した2つの書籍も同様で、「モチベーション革命」は表紙自体はデザインとしては優れていますが、電子書籍の場合にはスルーされてしまう可能性が高くなるのです。
文字の大きさもそうですが、文字の色も同様です。原色だらけのどぎついのもよくないですが、背景と似たような色を使ったり、やわらかなパステルカラーだとタイトルを読みにくいことがあります。
- 本の内容にあったフォントを選ぶ
- 文字の大きさや色を調整する
- フォントや色を多用しない
- PC、タブレット、スマホで表紙デザインを必ず確認する
3. 画像やイラストを上手に使う
文字のみの表紙もパンチがあり、最近はずいぶん増えましたが、フォントや色などの選択を間違えると、一気に素人感が出てしまいます。
フリー素材の写真やイラストを上手く使うのも1つの手です。
画像やイラストを加工したい場合には、canvaがおすすめです。無料で使える写真やイラストも豊富ですし、なにより加工が簡単。
商用利用可能な無料写真サイト
商用利用可能な無料イラストサイト
商用利用する際の注意点
数多くのフリー素材サイトがあるので、探せば表紙に合った素材がきっと見つかります。
ただし、いくら「フリー素材」とはいえ、商用利用できるものと、できないもの、条件付き利用可のものなど、いろいろあります。
フリー素材のサイトで、利用規約を必ず確認してから使ってください。
- 商用利用が可能か確認する
- 利用できるジャンルか確認する
→ 使用できないジャンル設定がある場合もあります - 無料で使用できる点数を確認する
→ 一度に利用できる点数を制限、一定数以上は有料などの条件付きもあります - クレジット表記が必要か確認する
無料で使えるデザインツール
デザインツールを上手に使うと、簡単に表紙を作ることもできます。
無料のテンプレートも豊富です。気になるテンプレートをベースに、フォントの色やサイズ、配置を変えるだけでも、表紙の雰囲気がかなり変わります。
作業自体は簡単ですので、何種類も作ってみるといいでしょう。


表紙を作るのが面倒な方、自信がない方は…
表紙を制作するコツを理解したところで、表紙を作る時間はない! 制作ツールが使えない! デザインセンスがない! どうしていいかわからない。。。
そういう場合には、無理をせずにデザイナーにお任せすることをオススメします。
デザイナーに頼んだことがない、知り合いがいない、知らない人に頼んでも大丈夫なの? 高いんじゃないの? 頼み方がわからない、、、
最初は不安もあると思いますが、大丈夫です!
デザイナーを探し、直接依頼するとなるとハードルが高くなりますが、「出品」という形で提供されるサービスが今はたくさんあります。その代表選手が「ココナラ」。
「出品」しているデザイナーは個人であることが多いですが、間に運営会社(株式会社ココナラ)が入りますので、お金のトラブルなどは発生しにくいです。
「電子書籍 表紙 デザイン」で検索すれば、Amazon出版に利用できる表紙を制作してくれるデザイナーが多数存在することがわかります。レビューが高評価で、過去のデザイン(ポートフォリオ)が表示されていれば、ひとまず安心です。ぜひ制作を依頼してみてください。
ココナラに初回登録&利用時に下記紹介コードを入力すると
ココナラから1000ポイント プレゼントされます。
ココナラ紹介コード:S0JZF3

まとめ
電子書籍の表紙デザインを格段に良くするには、、
- 売れている表紙デザインを研究する
- わかりやすいタイトルをつける
- 内容とあった、かつ視認性の高いフォントを選ぶ
- 画像やイラストを上手に使う
- 潔くプロに任せる
電子書籍ならではの特性も利用して、何度でもやり直してみてください。ちょっとした変更で結果が大きく変わることもありますよ。
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