WEBデザインが少しでもできる方であれば、PhotoshopやIllustratorというツールが有名です。
今回使用して解説していくツールはその2つではなく、オーストラリア発のデザインツールで今年日本に上陸して来たCanva(キャンバ)です。

PhotoshopやIllustratorはプロ向けのツールのため、少し敷居が高いですが、このCanvaであれば初心者向けの作りがされているので初めての方でも簡単にアイキャッチ画像や告知バナーなどをつくることができます。
基本無料で、本の表紙も作ることができるので、順を追って解説していきます。
表紙を自分で作る時間がもったいないという方は、表紙制作などを依頼できるサービスココナラを利用してみてください。「電子書籍 表紙」で検索。
Canva無料登録の仕方
初めに無料登録を完了させます。
デザイン作成が無料で驚くほど簡単に Canvaのページにアクセスします。

「お客様に合わせた最適なサービスを提供するため、Canvaのご利用目的をお聞かせください。」からあなたに合った項目を選択します。
どれを選んでも関係ないので、悩むようであれば一番下の「個人」を選択しましょう。
続いて、「Facebookで登録」「Googleで登録」、「メールアドレスで登録」の選択肢が出て来ます。
あなたの都合の良いもので大丈夫ですが、今回は「メールアドレスで登録」を選択します。

そうすると、入力フォームが表示されるので、「氏名、メール、パスワード」を入力して、「私はロボットではありません」にチェックを入れ「登録」をクリックします。

氏名はニックネームでも構いません。
綺麗なデザインを作成しましょうと表示されます。
「職業は何ですか?」の項目が表示されますが、面倒ですので「上記のいずれも該当しません」をクリックしましょう。

「私が作成したいのは…」の選択肢が表示されますが、電子書籍の表紙の項目が見当たらないので、「迷っているならCanvaで遊んでみましょう」をクリックします。

デザインを作成する管理画面にたどり着きました。
ここから各種デザインの制作をすることができます。

電子書籍の表紙をCanvaで作成しよう
続いて、電子書籍の表紙の作り方を解説していきます。
Canvaの管理画面をややスクロールすると、「本の表紙」の項目があるので、そちらをクリックします。

Canvaの本の表紙のサイズは、Amazon出版に使う表紙の適正サイズ範囲内になっているので、サイズ変更等を行う必要がありません。(横幅1410px高さ2250px)
表紙制作画面に移動するので左にあるレイアウトから自由に表紙の手本を選ぶことができます。
有料のテンプレートもあるので注意。
$1(約120円)かかる上に、1デザインにしか使用できない。

今回は、下の無料テンプレートである「SPACES OF INNOVATION」を利用して表紙を制作していきます。

文字の入力・編集
文字が入力されている場所をワンクリックすれば、文字の変更が可能です。
文字のフォント、文字の大きさ・色・間隔等を調整するツールバーが上にあるので、変更したい文字を選択して調整してみましょう。

写真の変更・追加方法
テンプレートに使われている写真を変更したい場合や新しい写真を追加したい場合は、自分のパソコンに入っている写真をアップロードします。

アップロードした画像を選択して、制作途中の表紙に加えていきます。

表紙の最上面に表示されるので、まずはサイズを調整していきます。

手前にきたままになっているので、右上にある「配置」から「背面に移動」を何回かクリックしてちょうど良い重ね具合にします。

また、いらない画像は選択して、右上のゴミ箱アイコンをクリックして削除してしまった方がスッキリします。
表紙が完成した後は、ダウンロードするだけなので、右上にある「ダウンロード」をクリックしましょう。

ファイルの種類を選ぶ際、電子書籍の表紙の形式である「JPG」か「PNG」にしましょう。今回はJPGでダウンロードします。PDFが推奨となっていますが、無視してください。ダウンロード後、サイトを閉じても自動保存されるので、いつでも編集できます。

これで、表紙が完成しました。3回程度制作して練習すれば、間違いなくクオリティーが高い表紙が作れるようになります。基本的には無料のテンプレートに合わせていくと良いでしょう。

まとめと参考サイト
Canvaで電子書籍の表紙があまりにも簡単に作れてしまうので、そこそこのクオリティーで良ければPhotoshop等の有料ツールはいらないと感じました。
さらにCanvaはスマホアプリもありスマホでも簡単にアイキャッチ画像など作れてしまうので、そういった面でも無料デザインツールとして優秀です。
しかし、表紙を作る時間がもったいないという方もいるでしょう。
その場合は、ココナラというサービスを利用してデザイナー等に依頼するのがベストです。
オススメのクリエイターを一覧にしたので、確認してみてください。