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やり方

Kindle出版:最適な文字数・文字サイズ・フォント・ページ数は?

Kindle出版の際に、つい気になってしまう「文字」や「ページ」のこと。

  • フォントはどうするか
  • 文字のサイズはどうするか
  • 文字数はどのくらいか必要か
  • ページ数はどのくらい必要か

残念ですが、それには唯一の正解や最適解はありません。
ただ、配慮すべき点はありますので、この記事で解説していきます。

  • リフロー型で出版することを前提としています
  • 固定レイアウトの場合には、フォントやサイズはある程度自由に選べます
  • ペーパーバックの場合には、ガイドラインに従ってください
  • 表紙に関しては、別の記事で解説しています

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Kindle出版に最適なフォント

Kindle出版や他社サービスの電子書籍の場合、著者側がフォントを気にする必要はありません。気にしたところでどうにもなりません。

サービスによって、読む際に利用できるフォントが指定されているからです。
Kindle本であれば、ゴシック体が明朝体。選ぶのは読者です。

Kindle出版に最適な文字サイズ

Kindle出版や他社サービスの電子書籍の場合、基本的に著者側が文字サイズを気にする必要はありません。

読者側が端末画面のレイアウトを変更できるからです。

ただし、目次や見出し、本文中の目立たせたい箇所などを強調するために、本文の一般文字よりも大きめの文字サイズを指定しておくと見やすくなります。

Kindle本 本文中の文字サイズ

KIndle本の本文(一般文字)は、特に設定不要です。

原稿執筆や、出版用にレイアウト調整をする際に、扱いやすい文字サイズ(ポイント)を利用すればいいと思います。

個人的には、11~14pt(ポイント)あたりがおすすめです。

Kindle本 本文中の見出し(章・節・項のタイトル)の文字サイズ

見出し(章・節・項のタイトル)に関しては、使用しているソフトによって文字サイズが自動設定されていることが多いため、あまり気にする必要はありません。

むしろ、バランスが取れているので、あえてサイズ調整をする必要もありません。

Kindle本 本文中の強調文字のサイズ

本文中、強調として文字サイズを大きくしたい、小さくしたい場合には、ポイントを調整します。

読者側が画面レイアウトや文字サイズは自由に変更しますが、相対的に大きさが変更されます。つまり、一般文字よりも大きなポイントの文字は、端末の画面上でも他の文字よりも大きく表示されます。

Kindle本 目次の文字サイズ

章立てにもよりますが、目次の章・節・項は2pt程度ずつ大きさを変えると見やすくなります。

本文(一般文字):11~14pt(ポイント)の場合

  • のタイトル(見出し1):16~18pt(ポイント)
  • のタイトル(見出し2):14~16pt(ポイント)
  • のタイトル(見出し3):11~14pt(ポイント)

Kindle出版などの電子書籍では、目次から本文の該当箇所へジャンプできるのが魅力の一つです。そのため、紙媒体の書籍よりも細かい章立てになる傾向があります。

Googleドキュメントで目次を作成した場合には、自動的にインデントされ、章(見出し1)・節(見出し2)・項(見出し3)が順に1文字程度頭下げされます。文字サイズを変更しなくても、わかりやすい表示になります。

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Pagesでは、章(見出し1)・節(見出し2)・項(見出し3)の文字サイズも同じ、頭もそろって作成されます。そのため、文字サイズを変えるか、インデントで頭下げの指示を入れる方が見やすくなります。

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章・節・項(見出し)のタイトルが長い場合に、文字サイズを大きく設定していると、電子書籍として端末で表示した時に、数行にわたって表示されます。目立ちますが、見栄えは良くありません

Kindle本にメリハリをつける改ページ

改ページは、内容の切り替えのサインです。
章(見出し1)・節(見出し2)で改ページをすると、読者にとってもわかりやすい区切りになり、メリハリがつきます。

ただし、項(見出し3)のような小さな区切りを大量に作り、項目の内容はほんの数行、その度に改ページして電子書籍内のページ数だけ稼ぐようなやり方はおすすめしません

最近は、「スマホで読むことを想定し」という理由で、1つの文は小学校低学年のような短文。しかも1分ごとに改行、次の文章の前にも更に1行と、スカスカのレイアウトでページ数を稼ぐのも人気のようですが、本当に読者の満足度を上げるレイアウトや内容であるかは、よく考えたほうがいいでしょう。

Kindle出版に最適な文字の装飾

Kindle出版のような電子書籍の場合、ブログのように文字の装飾を多用するとむしろ読みづらくなることもあるので、配慮が必要です。

Kindle本に最適な強調

強調は、基本的に太文字(BOLD)。場合によっては、文字サイズの変更がオススメです。

Kindle本に最適な文字の色

Kindle端末の場合、画面は「白黒」ですので、多色使用したとしてもグレーで表示されます。

本文などの一般文字は黒

強調したい場合には、Kindle端末の白黒画面にも配慮し、赤など1色だけ使用。色の変更だけではなく太文字(BOLD)にしておくのがオススメです。

文字の色や網掛けにより強調することをオススメする解説サイトもあるようですが、私としてはおすすめしません。
網掛けも、場合によっては読みづらさにつながりますのでご注意ください。

電子書籍には不適切なアンダーライン

Kindle本などの電子書籍では、本文中にもリンクを貼ることができます。
ブログなどのWebサイトと同様に、基本的にリンクが貼っている文字は青くなり、青のアンダーラインが引かれます。

リンクなのか、アンダーラインなのか、わかりにくくなりますので、アンダーラインは利用しないのがオススメです。

電子書籍には不適切な網掛け

紙媒体の書籍にも、ラインマーカーを引いたようにオレンジや黄色の網掛け処理がしてある書籍も多々あります。ブログなどのWebサイトは、紙媒体以上に網掛けは多様されます。

ただし、Kindle本などの電子書籍では避けた方が無難です。

Kindleでは、ハイライト機能があります。読者は、マイルールに則ってハイライトを色分けしたり、メモと組み合わせたりなど、電子書籍ならではのメリットとしてうまく利用していたりします。

著者側が設定した網掛けは、ハイライトのようにマイノートに表示されることはありませんが、まるでハイライトしたかのように見えることもあります。著者としては、網掛けしてまで強調したい箇所ではあるのでしょうが、読者の利便性につながるとは限らないことを理解しておきましょう。

Kindle出版に最適な文字数

Kindle出版では、文字数の制限はありませんが、15,000〜25,000程度の文字数が一つの目安です。

内容や読者の読む速度にもよりますが、その程度であればサクッと読み切ることができます。読了後の満足感が得られないような少なすぎる文字数や、文字数を稼ぐために冗長にも感じられるような構成もオススメできません。

大切なことは、文字数が多いか少ないかよりも、読者満足度です。

Kindle出版に最適なページ数

Kindle出版では、ページ数に制限はありません。
使用している画像数、改行の頻度によってもページ数は変わってきますので、単純に文字数から割り出すことも難しいです。要は、気にしても仕方がありません

Amazonの販売ページには、書籍ごとに「本の長さ」として推定ページ数が表示されています。

推定の長さは、Kindleで表示されるページ数を使用し、印刷本に極力近い表現になる設定で計算されます。

amazon

Amazonではこのように説明していますが、実際に紙媒体とKindle本で比べてみるとページ数は異なります。紙媒体の方がページ数が多いこともあれば、kindle本の方がページ数が多いこともあります。その比率も本によって異なります。

設定が明らかにされることはありませんので、詳細はわかりませんが、中で使用されている画像の数やサイズの影響もありそうです。紙媒体であれば、1ページ内の画像数やサイズ、配置を自由に設定できますが、一般的な電子書籍ではさほど融通は利きません。

リフロー型の場合、実際に読む時のページ数は、読者側の端末やレイアウトにより異なります。

Kindle出版の最適解の探し方

Kindle出版には、残念ですが唯一の正解も最適解もありません。

自分なりの最適解を探し出すには、読者満足度を最優先にすることです。

  • 読者にとって価値のある内容なのか
  • 読者が満足する内容なのか
  • 読者にとってわかりやすいレイアウトなのか
  • 読者にとって読みやすいレイアウトなのか
  • 筆者として伝えたいことは十分に伝えられているか

Kindleなどの電子書籍は、個人でも簡単にほぼ費用負担なく出版できるため、お気軽お手軽な副業としても注目を浴び人気です。そのため、何を伝えるかよりも、副業としいかに稼ぐかに重きをおく解説ブログも激増しています。

代表的なものが

  • 一つの文章は短文にし、1文ずつ改行する
  • 文字サイズを大きくし、改行を増やし、固定レイアウトで出版する
    • 同じ内容でもページ数が2倍3倍となるので、unlimitedで読まれたページ数は増えやすくなります
  • オトモダチを増やしてレビュー集めをする
    • 著者同士でオトモダチになり、お互いのKindle本にレビューを入れ合います。unlimitedですから、レビューする側は1円の出費もなく、読むこともなく、最後までページをただめくってレビューをする。もちろんレビューは★★★★★。著者側には、既読 KENPが増えることで1ページあたり約0.4円のロイヤリティが入り、レビューも増えるため、新規読者も増えやすくなる、、という仕組みです。

外野から何を言われても、どんな方法を使っても、収入が増えるのが正義と考えるのであれば、それはそれでご自由にしていただいて構わないのですが、何かを伝えたくて、何かの役に立ちたくてKindle出版をするのであれば、一番大切なのことは何かよく考えてみるといいでしょう。

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