Kindle出版では、文章メインの電子書籍だけでなく、写真メインの写真集を出版することも可能です。
今回はその写真集を制作する方法を解説します。
もちろん写真集だけでなく、イラスト集や漫画なども可能です。
HTML,CSSの知識も一切不要です。
Kindle Comic Creatorをインストールする
Amazonが提供している無料ツールにKindle Comic Creatorというものがあります。
このKindle Comic Creatorを利用することで、漫画や写真集を簡単にKindle本の対応形式であるmobiファイルに変換してくれます。
まずはそのKindle Comic Creatorをパソコンにインストールしましょう。
Kindle Comic Creatorのページにいき、中段にあるダウンロードを探します。

「利用条件に同意します」にチェックして、利用しているWindowsかMacどちらかの今すぐダウンロードをクリックします。

KindleComicCreatorInstall.dmgというファイルがダウンロードされるので、そちらを開きましょう。
そうすると、複数のファイルの中にKindle Comic Creator.pkgというものがあるので、そちらをダブルクリックしてください。

ポップアップが出るので、続けるをクリックします。

さらに続けるをクリックします。

そうすると、条件に同意するかどうかが表示されるので、「同意する」をクリックしましょう。

同意後、インストールをクリックします。

あとは、ソフトウェアをインストールで完了となります。
これで、Kindle Comic Creatorを使えるようになったので、さっそく起動して使っていきましょう。

→ Kindle Comic Creatorダウンロードページへ
Kindle Comic Creatorでファイル作成(mobi)
Kindle Comic Creatorで写真集・漫画・イラスト集を作成していきます。
今回は、フリー素材の写真を10枚利用して写真集を作ります。
(もちろんフリー素材をまとめたものを、実際にKindleに出版してはいけないのでご注意ください。)
Kindle Comic Creatorを起動してください。
新しい本を作成と既存の本を開くの2つが表示されるので、新しい本を作成の方をクリックします。

クリックすると、下記の項目が表示されるので、1つ1つ入力していきます。

基本的には以下のように設定してください。設定後、続けるをクリックしてください。
- 本の言語を選んでください… 日本語
- Kindleパネルビューを作成しますか?… いいえ
- 本の組方向… アンロック
- 本のページ進行方向… 右から左へ
- 本のページサイズ… 画像サイズ(縦横の比率が合えば良い)
その次に、新しい本を作成の項目が表示されるので、こちらも設定していきます。

タイトルや著者名はKindleのページに表示されるものではありません。
新しい本をどこに保存しますか?は空のフォルダを選択しないと次に進めないので、必ず空のフォルダを作成しておくようにしてください。
- タイトル… タイトルを入力
- 著者… 著者名を入力
- 出版社… 無記入でOK
- カバー画像… ブラウズから画像選択
- 新しい本をどこに保存しますか?… ブラウズから保存先を選択
入力後、「ページの追加を開始」をクリックします。
左上にあるページを追加から、画像を選択してページを追加していきます。
画像をまとめて選択しましょう。
画像がインポートされ、以下のような形になります。

画像をすべてインポートしたら、あとはビルドからビルド&プレビューをクリックするだけです。

mobi ファイルが正常に構築されましたとコンソールに表示されていれば問題なくできています。
空で作っていたフォルダにいくつかファイルとフォルダがあり、その中に.mobiのファイルがあります。
そちらをKindle Direct Publishingでアップロードすれば出版することができます。
写真さえあれば、写真集の出版は楽にできる
Kindle Comic Creatorは昔からあるツールですが、意外と写真集などを出版するという人が少ないこともあり、需要があまりないと思います。
しかし、なにかのきっかけで写真集やイラスト集などを出版する機会があると思うので、最低限の使い方を理解しておくと良いでしょう。
→ Kindle Comic Creatorダウンロードページへ
以上、写真集をAmazon Kindleに出版する方法【Kindle Comic Creatorを利用】でした。
参考リンク
実はでんでんエディターでも画像をひたすら入れるという形で写真集を制作することは可能です。
くわしくは下記記事の画像を入れるやり方で分かると思うので参考にしてみてください。
